本日は学びラボにご興味をいただき誠に有難うございます。

小学生・中学生の頃は友達と遊ぶ事で沢山の事を学ぶ機会が増えます。

この時期は算数・数学や国語・英語、理科や社会などの難しい内容を学ばないといけない時期でもあります。

大人の皆様の中にはそれらの一部しか社会で役に立たないと感じられている方も多いのではないでしょうか。

では、どうしてそのような難しい事を苦しみながら行わないといけないのでしょうか??

子供達の中で、「勉強が好き」という気持ちは成長するにつれて少しずつ薄れていきます。

小学生低学年の頃は、楽しい勉強を学校の先生方が実践してくれて楽しい事ばかりです。

ですが、小学生高学年になる四捨五入や割合、難しい漢字や英語の学習も本格的になってしまい難しくなります。すると、「出来ないから嫌い」という気持ちが芽生えてしまい、それが学業に対する意欲の低下の原因になってしまいます。

子供は「出来ない=嫌い」という気持ちになってしまい、それが勉強を妨げる1つの原因となってしまうのは否めません。

お子様がいらっしゃるご家庭にヒアリングした際に「子供の選択肢を増やしてあげる」という意見が多かったのですが、当校はそのような意見ではございません。

選択肢を与えてあげても、結局好きな事に意欲は向きますし、好きな事に勉強が関わる事は案外少ないように感じられるます。運動・文化的活動や性格なども影響してきますので長期的な選択肢を与えた後に長期的な観察が必要となってしまう為というのが主な理由です。

当校は「将来、困難な状況になった時に1人でも乗り越えられる力を身に付ける」為だと考えております。

小さい頃は大人が手助けしてくれますが、成長するにつれて自律神経が成長し1人の大人として認められていきます。大人になれば、沢山の壁と対峙します。しかも、誰も助けてくれません。そんな状況で乗り越える為の力を鍛えている家庭が小・中学生時代なのです。

将来に意欲的ではなかったり、勉強が嫌いな子供達は「面倒臭い」という理由で困難から逃れ、何かしたらの理由をつけて楽な方向に進もうとします。

例えば、なりたい職業がある場合は大学へ進学した方が有利だから、大学受験に強い高校・私立中学や学習塾を選ぼうとしますが、そうではない場合は合格出来そうな高校に進学して、友達が進学する専門学校や大学に進学するという「自分では考えない進路」を選択し続けます。

最近多いのはただプログラミングの興味があるという理由だけで情報科学系のの大学に進学したり、美容ブームだからという理由だけで美容の専門学校に進学しようという子供達が多くおります。人気の進路先は実力社会なケースが多く、成功する者はほんの一握り。しかもカリスマ性も必要ですし人材を使い捨てする社会でもあるので、通常の社会よりより困難な社会が垣間見えます。それなのに、ミーハーな気持ちで推薦という選択をする事で苦労することなく進学すれば、後に待っているのは困難の連続です。

楽な選択をすれば、後でそのツケが来てしまう。結局、どんな人にもそれぞれの困難があって、それを乗り越えないといけない日が来てしまいます。

勉強を頑張った子供はそんな状況になっても、真摯に向き合って着実に乗り越えようとしますが、そうでない子供は楽な方向に逃げようとするので、困難と対峙すれば簡単にその社会から逃げようとします。

そうなれば、学校で学んだ事が活かされない仕事に就職し、そこでも理不尽な毎日が続くため長続きをしない。

悪循環の連続です。じゃあ、大人になって勉強しようと再受験も最近の主流となっておりますが、それもそもそも「小さい頃に勉強を頑張った大人」の特権です。20歳を超えてから勉強する時間を確保するのも難しくなりますし、莫大な金額を自分で捻出しないといけない可能性もあります。つまり、勉強してもすでに遅いという事も考えれれるのです。

私立中学受験や高校受験は人生の最初の選択の時期です。

その選択を間違えると子供達が将来、必要以上の苦労してしまう可能性があります。

それを避ける為、もしくは今後困る事が起きても自分で考えて解決できる力を身に付ける為に「受験」は1つのイベントとしてあるとも思いますし、勉強は努力を裏切らない唯一の財産ともなります。

勉強が嫌いな子供は沢山います。ただ、それは「解らない・つまらない」と思ってしまうから。

大人達が大人の視線から子供の将来を考えるから、当たり前の事が出来ない子供の気持ちを受け入れられないのです。そうではなく、大人たちが子供の目線になって大人の見解を伝え、また本当に価値のある学びを提供し、子供達が勉強に意欲的になる様にしないといけません。

私達には子供の気持ちを勉強を通じて成長させるというミッションがあります。